物流で最も関心の高いテーマが効率(コスト)です。今までも取り組んできたので十分に検討し尽くした、とお考えになるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。切り口を変えたり、最新の包装設計技術を駆使することで、さらに大幅なコスト削減に結びつくことも少なくありません。包装を見直すことで、単に包装資材費用の削減にとどまらず、輸送効率を改善し、物流費用全体を圧縮することもできます。今一度、包装を見直し、コスト削減に取り組んでみませんか。

包装を見直し、資材費用を削減する

リターナブル化

リターナブル化イメージ

「塵も積もれば山となる」ワンウェイ用の包装資材は、一回の輸送が終われば、廃棄されます。たとえ、月に50万円の費用でも5年間で換算すれば3000万円にもなります。その資材をリターナブルなものに変えれば、長期的なコストダウンを図れます。

しかし、実際にリターナブル化させるためには、リターナブルボックスを購入するだけでは済みません。それらを適切に運用管理して初めてリターナブル化に成功したと言えます。WACONでは、そのためのサポートシステム「RBM」を開発しました。

リターナブルボックス管理ASPシステム「RBM」

RBMは、国内外で使われている物流機器を適切に運用して頂くためのサポートツールです。RBMには、投資・廃棄判断、紛失リスク軽減、海外とのリターナブル化支援(免税帳票の出力)などの機能があります。

リターナブルボックス管理ASPシステム「RBM」概要

使用材料を減らす

包装資材費用を削減するための即効性のある方法が使用材料を減らすことです。例えば、従来、外箱と中の仕切りを別々に使用していたものを一体にさせることができます。そうすることで、ダンボールの使用量が減り、コストダウンが図れるだけでなく、資材の組立作業時間を短縮できます。WACONでは、なるべく少ない材料を使った最適な包装設計をさせて頂きます。

作業時間を減らす

包装を見直せば、包装資材費用を削減するだけでなく、包装作業時間を減らすこともできます。例えば、フィルム製品を宙づり梱包する際に、従来はフィルムに側板をセットしPPバンドで結束する方法を取られていますが、ワンタッチジョイントに変更することで、PPバンドをなくし、大幅に作業時間を短縮することができます。WACONは、包装作業工数まで含めた提案をさせて頂きます。

包装を見直し、物流費用を削減する

軽量化・スリム化

物流費用は「重量」と「容積」によって決定されます。貨物の重量と大きさを変えることはできませんが、包装をより「軽く」「スリム」にすることができれば、物流費用削減に直結します。様々な包装材料を扱っているWACONの包装設計力を是非ご活用ください。

入数の最大化:3D設計

限られたスペースの中に、できるだけ多くの貨物を積載することは、配送回数を減らすことに繋がり、物流費用削減に直結します。WACONでは、業界に先立ち3D設計を導入しました。従来のX軸とY軸の2次元では見えなかったムダな空間がZ軸にまで視点を広げることで見えるようになりました。WACONの3D設計で、積載率を大幅に上げることができます。

実施例 : 自動車部品輸送容器

従来10トン車に162本しか積めなかった自動車部品をミリ単位で3次元設計することで、480本にまで改善することに成功しました。