取り扱いに注意が必要なセラミック製品。以前、プラスチック製の袋に入れて輸送していた際には、製品同士の接触で製品の一部に傷が付き、不良品となるケースが多発していました。そこで、段ボール製の組み立てやすい緩衝固定材をご提案しました。製品の保護性だけでなく、作業性にも優れた固定材に仕上がっています。

組み立て わずか2ステップ

吊り下げ型で製品同士の接触を防ぐ

円盤部を段ボールの面に当てることで製品を固定します。また、コの字パットを中に差し込むことで、製品の揺れをしっかりと防止することができます。製品同士の接触がなくなったことで、製品を一つずつ袋に入れる必要がなくなり、脱プラスチックを実現することができました。

作業性アップのための設計

製品同士の接触を防ぐ梱包材として、井型の仕切りがよく採用されますが、梱包数が多くなるほど組み立てに時間がかかってしまいます。しかし、今回の固定材なら、わずか2ステップで組みあがるので、梱包作業の時間を短縮することができます。

他にも、外箱への出し入れがしやすいよう、固定材上部の対角線上に手穴用の切欠きを入れました。