売れない商品の原因は様々ありますが、その1つに商品自体は素晴らしいのにパッケージが原因で売れないことがあります。その代表的な事例をご紹介していきたいと思います。

個性が出ていない

どれだけ歌がうまくても、個性がないと一流の歌手にはなれない現在。それはパッケージでも同じことが言えます。

世の中はとにかく競争です。売り場で同じような色を使い、同じようなデザインをしているのであれば、既に有名な大手メーカーの商品がよく売れることになるでしょう。他社よりも多く売ろう、また、大手メーカーに負けないように売ろうと思ったら、周りとは異なる”何か”をする必要があります。それなのに、売り場を見ると、周りと同じようなパッケージで周りと同じように売っている商品が数多く並んでいるのをよく見かけます。このような状態に陥ってはいないでしょうか?

その状態を解消する手段の1つがパッケージです。

パッケージを工夫し、パッケージに個性を出すことで売り場で”目立つ”存在になり、お客様が手に取ってくれる可能性がアップします。何より売り場では個性を出す(目立つ、目に留まる)ことが重要です。

ただ美しいだけのパッケージ

美しいだけのパッケージは業界では落第だと言われています。過去のコラムでご紹介しましたが、パッケージで重要なのはパッケージの戦略と目的です。(過去のコラムはこちら)

 

この戦略と目的(いわゆるパッケージアイデア)が無いことが特色です。つまり、どのような消費者に、商品のどのような特徴を、どのように訴求して売るつもりなのかが全くわからないパッケージになっているものです。

 

商品の特徴が表現されていない

商品の特徴が出ていないパッケージデザインや、ブランド・ネームのイメージが出ていないものがこの特徴にあたります。例えば、バターらしさとか、チョコレートらしさ、このようなイメージを商品パッケージで表現出来ていないものがこの事例です。
これはパッケージの売る力を大きく損なう特徴のため注意が必要です。

 

 

終わりに

今回は、売れないパッケージの特徴3つをご紹介してきました。身近な売り場を観察すると、このようなパッケージデザインを数多く見ることがあります。今回ご紹介した特徴に注意するだけで、売れる商品が生まれるかもしれません。ぜひ、意識してみてください。